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  • Vol.53 ドローンのプラットフォームとその戦略[春原久徳のドローントレンドウォッチング] | DRONE

ドローンのプラットフォーム

ドローンのプラットフォームとして、キーとなるのは、ドローンをドローンたらしめているフライトコントローラーのファームウェアであるフライトコードとなる。それはドローンのOSといってもよいだろう。

そのプラットフォームは大きく分けて、2種類に区分される。それはメーカー独自のもの(プロプライエタリ)とオープンソースのものである。プロプライエタリの代表はDJIとなり、オープンソースはPX4やArdupilotとなる。これはスマートフォンでいえば、Apple iOSとAndroidという区分と同様だ。

Vol.53 ドローンのプラットフォームとその戦略[春原久徳のドローントレンドウォッチング] | DRONE

こういったプラットフォームは、各デバイスにおいて様々な変遷を経ている。例えば、スマートフォンでいえば、スマートフォン以前にあった携帯電話(ガラケー)から辿れば、当初はプロプライエタリが中心で、各携帯電話製造企業が独自のファームウェアを搭載し、そこに各社のファームウェアに合わせたアプリが搭載されていた。その後、ドコモがiModeといったプロプライエタリのOSのようなものに開発者向けのキット(SDK)を合わせたものを提供し、様々なアプリケーションをパートナーで開発することが可能となった。

そのガラケーの市場が一新したのは、インターネットへの接続を当たり前にしたスマートフォンという形態のApple iPhoneが出てきたことにあった。当初はiPhoneはデザインはいいが、機能に関しては、まだガラケーに劣る部分があった。しかし、AppleがiPhoneでスマートフォンアプリを開発するためのSDKを出し始めると、Webアプリといったエリアで先行していたPCでのアプリケーションが徐々にiPhoneに搭載され、やがて、スマートフォンの特徴に合わせたアプリが次々と開発されるようになった。(マイクロソフトもWindowsPhoneといったソリューションを提供し、追い上げを図ったが、ノートPCとのポジションの中で中途半端なものとなり、なかなか浸透しなかった)

そういったプロプライエタリの流れの中で、2000年代にAndroidが登場した。Androidは、Googleが開発した携帯汎用OSである。AndroidはLinuxカーネルやオープンソースソフトウェアがベースで、主にスマートフォンやタブレットなどのタッチスクリーンモバイルデバイス向けにデザインされているもので、現在ではスマートフォンにおいては世界一のシェアとなっている。