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  • 通算0勝でも16億円稼ぐ選手がいる!? 米男子ツアーでの夢のある“お金”の話(e!Golf) - Yahoo!ニュース

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1試合の優勝賞金が約16億5000万円!米男子ツアーのスケールの大きさ

 米男子ツアーの賞金が年々高額化していることは、日本のゴルフファンの間でも周知のことと思う。日本女子ツアーの賞金ランキング上位選手の写真を見る だが、一体どのぐらい高額なのかという話になると、スケールが大きすぎるせいか、なかなかピンと来ないのではないだろうか。 たとえば、シーズンエンドに行なわれるプレーオフ・シリーズの最終戦、ツアー選手権で優勝すると、それは同時に年間王者に輝いたことになり、15ミリオン・ダラーのビッグボーナスを手にすることができる。 15ミリオンとは1500万ドルのこと。日本円で約16億5000万円ほどになる。1試合で優勝するだけで16億円超をゲットするとは、まさに夢のような話だが、それが現実になるのが米ツアーという場所だ。 ところで、米ツアーには、こんな話もあるのだが、ちょっと“なぞなぞ”のような表現が続くので、ここから先はゆっくり噛み締めながら読み進んでいただきたい。米ツアーには、これまで1度も優勝できていないのに稼いだ賞金の総額が10ミリオン(約11億円)を超えている選手が10人もいるという。この事実には、とにもかくにも驚かされる。 10ミリオンとは、どのぐらいのお金なのかと言うと、例えば今月下旬に日本で再び開催されるZOZOチャンピオンシップは、日本ツアーとは桁違いの高額賞金が用意されている。その賞金総額が9.97ミリオンだから、ほぼ10ミリオンと言っていい。 つまり、ZOZO チャンピオンシップで用意される賞金の全額以上を、キャリアを通じて、優勝することなく稼ぐのだと考えれば、少しだけピンと来るのではないだろうか。

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未勝利選手の生涯獲得賞金ランキング1位はキャメロン・トリンゲール

未勝利での生涯獲得賞金ランキング1位のキャメロン・トリンゲール 写真:Getty Images

 勝手ながら「未勝利選手の生涯獲得賞金ランキング」と名付けさせていただくと、現在、そのランキングのトップにつけているのは、34歳のベテラン米国人選手、キャメロン・トリンゲールだ。 トリンゲールはジョージア工科大学を卒業し、2009年にプロ転向。以後、米ツアーで何度も優勝争いに絡むものの、いまなお未勝利だ。しかし、優勝を逃しても、2位や3位になれば、それなりの高額賞金を獲得できるため、彼がこれまで稼いだ賞金の総額は、すでに14ミリオンを上回っている。 最終日を最終組で迎えた先週のサンダーソン・ファームズ選手権で、またしてもトリンゲールが惜敗したら、史上初の「未勝利で15ミリオン超え」という驚異的な記録が達成されることになっていた。 惜敗したら達成される新記録が注目されているというのは、あまり気持ちのいいことではないだろうが、優勝を逃しても高額賞金がもらえるのだから、それはやっぱり夢のように気前のいい話ではある。とはいえ、勝てなくてもそれだけの大金が稼げると知ると、逆に、どこか夢がないようにも感じられる。 さて、結果はどうなったのか? トリンゲールは、またしても優勝を逃し未勝利選手のままになった。しかし、惜敗ではなく大きく崩れて11位タイに終わったため、手にした賞金は16万2750ドルで、生涯獲得賞金の総額は1448万7568ドルどまりとなり、史上初の15ミリオン超えはお預けとなった。 あれあれ? ついつい「お預け」と書いてしまったが、この記録、達成されることを望むべきではないはずだ。 なぜなら「未勝利で15ミリオン超え」の記録が達成されるということは、トリンゲールが勝てない現象が今後さらに続くことを意味しているからだ。 しかし、勝てずとも、長年、シード選手として米ツアーに留まり、優勝争いに絡み続け、大金を稼ぎ続けることは、それはそれで大変なこと。忍耐と努力と鍛錬の証が生涯の獲得賞金だと考えれば、「未勝利で15ミリオン超え」の新記録を、是非とも見たいとも思う。 夢がある話か、夢がない話か。その判断はそれぞれの価値観次第だが、知名度が決して高いとは言えないトリンゲールが、優勝せずとも15ミリオンに迫るほどの大金を稼いでいる米ツアーが、夢のような場所であることだけは確かだ。 文/舩越園子(ゴルフジャーナリスト)

舩越園子

最終更新:e!Golf