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 5月に本コーナーで、ドコモの5Gの“パケ止まり”現象を報告したが、その後、状況は徐々に改善している。6月には、お知らせとしてドコモが本事象への対応策を発表。5Gの電界強度が弱くなった場合、以前よりも素早く通信経路を4G側に移し、パケットが流れなくなるチューニングを施すことが明らかになった。実際、この対応策が完了して以降、5月のころのように頻繁に通信が止まることはなくなった。

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 一方で、パケ止まりのトラブルがこれでゼロになったわけではない。5Gのセルの境界と思われる場所では、やはり以前と同様、通信がストップしてしまうことはある。頻度は下がったものの、“何とかPay”で支払いをしようとしている際に発生してしまうケースもあり、まったく困らなくなったわけではない。電波の飛び具合に応じて基地局をチューニングしなければいけないため、完全な対策には時間がかかるようだ。

 とは言え、「瞬速5G」をうたうだけに、電界強度が強い場所で5Gにつながると確かに速い。対応策として4Gに切り替えることも推奨されていたが、この速度を享受できないのは宝の持ち腐れだ。そこで、パケ止まりが起こった場合、すぐにフライトモードにしたり、デュアルSIMの2スロット目に入れているワイモバイルに通信を切り替えるよう、自ら対応策を講じてみた。

 厄介なのは、単にサービス側が混みあっていて遅いのか、パケ止まりしているかが見分けづらいこと。特に、筆者が常用している一部の“何とかPay”はQRコードの表示が遅く(PayPayを除く)、レジに並んでいる間に出そうとしてテンパってしまうことがある。この原因を切り分けるため、一目で電波状況が分かるウィジェットを導入。ホーム画面で電界強度が分かるようになり、5Gの電波が弱く、通信がしづらくなったすぐに対策を打てるようにした。

まだ起こるドコモのパケ止まり、対応策として使ったあのウィジェット - ケータイ Watch

 導入したのは、以前からアプリとして使用していた「NetMonitor Pro」。電界強度をdBm単位で表示でき、どのバンドをつかんでいるのかも示してくれる。キャリアアグリゲーションをしているときには「LTE_CA」、5Gをつかんでいるときには「LTE_NR」と出るため、5Gをつかんでいるかどうかが分かりやすい。電界強度が弱いときには、アンテナマークが赤くなる。

つかんでいるバンドや電界強度などを表示できるNetMonitor Pro

 しかもウィジェットは、デュアルSIMに対応しているため、2社ぶんの電波状況をまとめて確認できるのが便利だ。普段はドコモで通信しつつ、ワイモバイル(ソフトバンク)の方が電波状況がよさそうなときには、サッと切り替えられる。

ウィジェットを設定しておけば、ホーム画面上で2つのSIMカードの電波状況を確認できる。画像の「LTE_CA」は、1枚目のSIMカードがキャリアグリゲーションしていることを示している

 先日、たまたまドコモの電波が悪い場所に長時間いなければならないことがあったが、そのときのもこのアプリですぐに状況をつかみ、ワイモバイルのSIMカードに切り替えることができた。

5Gの電波をつかむと、表示が「LTE_NR」に切り替わる

 筆者は元々、楽天モバイルのエリアチェック用などの目的でこのアプリを使っていたが、ウィジェットは未使用だった。ただ、普段使いしようと思うと、アプリをわざわざ開くのは少々面倒。これがウィジェットなら、ホーム画面に戻って表示された情報を見るだけで済む。パケ止まりの根本的な対策ではないものの、次のアクションに移るための状況把握はできる。

 もっとも、これはあくまで一時しのぎにすぎず、パケ止まりの根本的な解決にはなっていない。フライトモードのオン・オフやデュアルSIMによるSIMカードの切り替えなど、ユーザーが取れる対応策は非常に限られているため、エリアチューニングのさらなる精度向上に期待したい。